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吸血鬼のNYのレビュー・感想・評価

吸血鬼(1932年製作の映画)
3.5
初っ端はデビットリンチの映画か?と思うような意味不明の出だし。
主人公も唐突にストーリーに絡んでくる、まるでリンチ作品のカイルのようなキャラクターだし。(そういえば、この作品の俳優はほとんど素人ばかりらしい。)

1番の見所は、中盤、ある人物が吸血鬼なのだろうか?と思わせるシーンの長回し。正直、背筋が凍るかと。あの表情を見るために、この映画があると言っても自分にとっては過言では無い。
しかし、後世の作品に多大なる影響を与えたと思える。ラストシーンの対位法とか、黒澤明とか参考にしてそう。
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