1960年の映画。ビリー・ワイルダー監督。
ビリー・ワイルダー監督作品は、4作目だけど、導入部がわかりやすくて、ストーリーに入り込みやすい。
そして、それなりに深くて面白い。
今作は、ニューヨーク、大企業に働く独身サラリーマンが主人公。
マンハッタンのちょっとおしゃれなアパートに暮らしている。
そして、上司たちに媚を売るため、自宅を上司たちの浮気用として貸し出している。
浮気上司グループに本社人事部長も加わり、本当に出世するけど、ある日、人事部長の浮気相手が主人公と良い関係の同僚とわかる。
そこで主人公はどうする?…という話し。
1960年頃は社内の浮気は(たぶん)いま以上にあっただろうし、大きなビルにはエレベーターガールもいたころだし、
そういう時代背景も込みで良かった。
会社人間たちは、(たぶん)今よりも嫌な奴だらけだったけど、ラストでスッキリした。