エリオット

アパートの鍵貸しますのエリオットのレビュー・感想・評価

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)
4.4
ビリー・ワイルダーのコメディ は昔からよく見ているが、これはその中でも特に「良くできている感」が強くてお気に入りの作品

ジャック・レモンは、出世のため自分のアパートを上司の情事の場として提供しているサラリーマンを可笑しみの中に悲哀を滲ませながら絶妙に演じているし、当時まだ20代半ばのシャーリー・マクレーンはとにかくキュートで、歳上の上司との道ならぬ恋に揺れながら女性として成長していく姿を魅力的に演じている

いろんな小道具を用いた伏線とその回収も見事!

主人公たちが勤めるオフィスの空間が凄かったので、前に見たとき、それが往年のフランス映画でパリの街並みを再現していた美術監督のアレクサンドル・トローネルが作り出したものだと知ってなるほどと唸った記憶がある
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