このレビューはネタバレを含みます
Bo〜rn to be wi〜ld ♪
を映画館の音量で聴けただけでも満点。
音楽映画でもあり、荒涼とした大地と前衛的でサイケな映像は好みの世界であり、
またこの類の作品が普通になった現代ではなく、様々な制約から解き放たれた当時の公開時に若者として触れたならば、きっと狂喜乱舞したと思う。
レビューは後日。
午前十時の映画祭
町山智浩氏解説付き
映画館では初。(一昨年、さよならスバル座で行きそびれたのを後悔していたので午前十時〜の上映は楽しみにしていました。)
諸説あるそうですが、
ヌーヴェルヴァーグ(New Wave)、
アメリカの歴史、アメリカの映画史(ハリウッドの話からアメリカは何故New Waveに遅れたのか、アメリカンニューシネマ、その後)、
映画の背景、脚本や撮影裏話、映画成功の後。
『2001年宇宙の旅』との繋がりから『ノマドランド』に続く系譜。『ロッキー』への流れ。etc.
若者文化の終焉…
ピーター・フォンダのモニュメントバレーとマリア像の撮影意図。。
この前説と後説が非常に良かった。
元々好きな映画だけど、これ、解説付きか付かないかでかなり変わると思う。
世界的に同時多発的なベビーブーマー世代が若者文化を花開かせ生まれた新しい風は、少子化の今はもう起こらないのか、、、
生きている間には次なるNewWaveには立ち会えないのか?とも感じて切なくなった。
※本作公開時代の若者の今が、『ノマドランド』世代。自由を求めて彷徨う様、俳優以外が出演しているという共通点。。
劇場2回目は、逆光などカメラワークも意識しながら鑑賞。
とにかく、ピーター・フォンダとデニス・ホッパーの表情と佇まいが最高。