井筒監督がこの映画について語ったことがあるらしい
自由とひとことに言っても、リバティとフリーダムの違いがあるっていう話だったそう
その話を聞いてからこの映画を思い出すと、保安官はリバティ、主人公たちはフリーダムって言えそうだと思う
アメリカにとっての究極の自由の形態は無政府主義だと言われる
政府が市民の生活に出来るだけ影響を与えない状況は、市民にとってある意味自由と言えると思う
政府からなんの縛りも受けずに行動出来るから
でも政府からの縛りがない、一見自由な状況は、個人的な自由を守るために他人の自由を大きく制限することがある
それがこの映画の保安官と主人公たちの関係で端的に表されていたと思う
リバティとフリーダムっていう軸で観たり、アメリカのなかにある自由の捉え方に対する批判、という軸で観たりできる映画だと思った
