もちもち

プレデターのもちもちのネタバレレビュー・内容・結末

プレデター(1987年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

捕虜となった政府要人を救出するために集められたコマンド部隊。ダッチ少佐率いる部隊はゲリラを殲滅するも、要人の姿はなく、機密資料を奪還することが目的だったことを知る。ゲリラの女性を捕虜とし、帰還ポイントを目指す部隊に、姿の見えない何者かが襲いかかる。プレデターシリーズの一作目。狩りを楽しむ未知の宇宙人とコマンド部隊のジャングルでの戦いがスリリングに描かれる。1987年という時代において、人間よりも高い科学技術を持った宇宙人でありながら、地球の征服などではなく、原始的な狩りを楽しむという設定はかなり新しかったらしい。ただモンスターが襲ってくる訳ではなく、しっかり知能と技術を持って襲ってくるのが怖さを倍増させているし、光学迷彩で中々正体が分からないのも面白い。中盤まではプレデター視点のサーモグラフィー映像が所々挿入されるだけで全く姿が出ないという引っ張り方も良い。設定を最大限に生かしたシンプルなストーリーだけど、こういう引っ張り方やプレデターという生物の魅力で飽きることなく、楽しめる。光学迷彩なんかのCGは流石にチープに見えてしまうが、プレデター自体のヴィジュアルはかなりリアルに作り込まれている。音楽や映像も時代を感じるが、懐かしさが心地よい。古き良きシュワちゃんのマッチョムービー。
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