もちもち

ジュラシック・パーク IIIのもちもちのネタバレレビュー・内容・結末

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

恐竜学者のアラン・グラントは、裕福な冒険家カービー夫妻からの頼みで、研究資金の糧とするため、「サイトB」ことイスラ・ソルナ島の飛行ツアーのガイドを引き受ける。島には着陸しない約束を破り、カービー夫妻は無理矢理着陸。夫妻の本当の目的は、イスラ・ソルナ島付近でパラセーリング中に遭難した息子のエリックを救出することだった。ジュラシックパークシリーズ3作目。主人公は再びグラント博士に戻り、サイトBで恐竜たちの襲撃を避けながら、島からの脱出を図る。モンスターパニック要素が増した2作目に比べると、恐竜を作り出した人間の傲慢さや欲といった倫理的なテーマの色が強くなり、1作目に回帰したような雰囲気。ただ、モンスターパニック要素もふんだんに盛り込まれ、ハラハラドキドキの展開が続く。今作ではTレックスに代わり、スピノサウルスが最も恐ろしい敵として、人間たちを付け狙う。かなり序盤でサラッと登場してきちゃうのはもったいない気もするが、衛星電話の着信音を腹から響かせながら、何度も襲いかかってくるのはスリルがあって良い。スピノサウルスとTレックスとの対決などはこれまでにない新たな見せ方でワクワクするし、お馴染みのヴェロキラプトルや初登場のプテラノドンなど、色々とパターンがあって面白かった。約90分というコンパクトな作りながら、多彩なアクションと家族愛や生命倫理を組み込んだストーリーがしっかりと詰め込まれた良作。金曜ロードショーで小さい頃に見た記憶が蘇って懐かしかった。
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