このレビューはネタバレを含みます
再度鑑賞。
過去に戻り現在、過去の出来事を変えることができる青年を描いたストーリー。
短時間の記憶を喪失することがあった少年エヴァンは、医師の勧めで治療の一環として日記を書き始める。記憶喪失の症状が7年間起こらなかったエヴァンは、ある日日記を読み返すと、その日記に書かれた過去の時点に戻れることに気づく。
過去に戻り自分のせいで幼馴染のケイリーの人生を狂わせてしまった事を知ったエヴァンは、過去に戻り運命を変える事を決意する。しかし、過去に戻り、違った選択をすることで変化した現在では、必ずエヴァン本人もしくは彼が救おうとした誰かが不幸になっていた。
幼い頃のケイリーが両親の離婚の際、エヴァンに会えなくなるといった理由から母親ではなく嫌っていた父親についたことを知る。その事実を知ったエヴァンは、ケイリーとの出会いの時点に戻り、ケイリーを遠ざけた。
何度か観てきたがやはり良作。
冒頭のシーンや途中で散りばめられている伏線が見事に回収されていくさまは気持ちがいい。
ストーリーもテンポ良く進むことから飽きずに観ることができる。
ラストの愛したケイリーの幸せを想い、これから先の二人の未来を遮断するという過去の修正にとても切なくなる。
個人的には、ひとつの選択で未来に後悔をひきづらないようにしていこうと強く思える作品。
