"神様の真似をしてはいけない"
【STORY】
子供の頃から途切れ途切れの記憶に悩まされていたエヴァン。
大人になった彼は、ずっとつけていた日記を眺めていた時に初めて、自分の "ある才能" に気づき…
【一言まとめ】
●設定が最高!
●自分が使えたら使うかな?
●オチのつけ方が絶妙。
【感想】
『TENET』を鑑賞後、改めて観直してみたくなりました。
あの時の自分の選択が、あの時の自分の衝動が、自分や誰かの人生を丸っきり違うものにしているのかもしれない。
そんな誰もが思い描いた想像を、見事なSF設定に仕立て上げた作品❗️
ある現実を受け入れられるのか、他の人の人生を狂わせるリスクを冒してでも変えようとしてしまうのか…現実離れした設定ながら、倫理観に深く問いかけてきますよね。
「もしこんな事が自分にできたら、使うかな?」と考えますが、今の所は怖くて使えない気がします。笑
でも自分や大切な人にとって物凄く不幸だと感じるような出来事が起きたら…と考えると、自分が使わないとも言い切れない気がして怖くなりますね。
"選択を迫る映画" である『セブン』が映画館のシーンで引用されたり、家と同じ形をした特徴的な郵便ポストが出てきたりと細かい所まで楽しいです。
オチのつけ方はとても絶妙。エグ過ぎず誰でも観やすい空気でありながら、馬鹿馬鹿しいハッピーエンドにもしないというバランスが好きです。
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観た回数:2回
直近の鑑賞:レンタルDVD(20.09.26)