ちぇるごまる

旅立ちの時のちぇるごまるのレビュー・感想・評価

旅立ちの時(1988年製作の映画)
4.3
予備知識なしでの鑑賞。

反戦活動家の両親とともに2歳の頃からずっと逃亡生活をする17歳の主人公。
何度となく転校を繰り返し、その都度偽名を使う。
土地に定着することがないため、友人もいない。
そんな彼にとって音楽だけが心の拠り所。
ピアノは無くても、鍵盤が書かれた紙に指を置き練習する日々。
今回引っ越した所で通い始めた学校で、初めて彼はピアノの演奏を音楽教師に認められ自宅に招かれピアノの練習をさせてもらうように。
そこで彼は自分と同級生の音楽教師の娘と出会い恋に落ちるが…。

訳あり両親とその息子たちの生活は常に緊張している。
友達も恋人も自分には出来ないと諦めていた主人公役を演じたリヴァー・フェニックスの哀愁の表情が切なかった。
どんな時も彼を理解しようとする母親との数回あるハグシーンが心に沁みた。
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