すーど

真夜中の虹のすーどのネタバレレビュー・内容・結末

真夜中の虹(1988年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

アキ・カウリスマキ監督の作品としては2つ目の鑑賞。
この前に見た『パラダイスの夕暮れ』よりははっきりとしたストーリーになってるがしかし淡々と進む。

登場人物の男達も行動の目的を達成するために淡々とこなす。お金を作るために強盗に入るシーン、男たちは銃を手に店に入っていく。派手なアクション映画なら大きな音を出しながら店のガラスが割れる映像などがあるところだろうが、カメラは店の外観を映したまま男たちはおずおずと店に入り、特に大きい音もせず、30秒くらいあとに金を手に出てくる。ここらへんの作り方が良い。

北欧特有なのか、雪国特有なのかよくわからないけど、日中でもどんよりとした光線具合の画作りがとても好き。

アルファベットなのに劇中に出てくる単語が全くわからないし、おそらくフィンランド語?正式な言語名はわからないけど、メキシコやブラジルといった地名しか聞き取れない。おもしろい。

最後はOver the rainbow をバックに、原題の「ARIEL」へ。
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