ロックウェルアイズ

プラネット・テラー in グラインドハウスのロックウェルアイズのレビュー・感想・評価

4.7
タランティーノ監督のデスプルーフと二本立てで上映されたロバート・ロドリゲス監督のゾンビアクション。
そんなわけで開始前にマチェーテの予告入り。
初めてヒロインの片足マシンガンを見た時(まだ全然映画にハマってなかった頃)はすごいB級そうだなーと少し避けていた。
でも、今ならわかる。
って事でまずはこちらから。

やっぱりロバート・ロドリゲス監督好きだな。
このめちゃくちゃを全部ぶっ込んでくる感じ。
カッコよくてダサくて可愛くてグロくてセクシーで汚くて気持ち悪くて爽快でしょーもなくて面白くて不謹慎で楽しい。
こんな映画ある?
少しずつ関わっている街の人々(登場人物たち)がゾンビパニックの中ハチャメチャしていく話。
初手でキ◯タマ集めてるとこでキ◯タマ掴まれた。
ストリッパーじゃなくてゴーゴーダンサーね。
ゾンビ映画あるあるを踏襲してるかのように見せかけて、ゾンビたち結構普通にすぐ死ぬし、銃を使える知性があるとかルール壊しまくり。
もはやゾンビではない。
フラグはしっかり回収していく上、徹底してB級テイストは守られている。
わざと落とした画質とフィルムっぽい粗さ。
そして1番好きなのが、途中の一巻紛失。
あのタイミングで切れるのもセンスありまくりだし、実際かなり話が飛んでいてなかなか斬新。
気づいたら燃えててみんな集結してて笑笑

ナイフ捌きも銃捌きもクソカッコいいレイ先輩。
片足マシンガンで豪快にやってくれるチェリー・ダーリン。
ゾンビたちぶっ飛ばす姿はみんなカッコいい。
ただ、垣間見える絶妙なダサさも魅力的。
ゾンビはゾンビで太刀打ちできないと逃げ出すとか可愛すぎるし、ビジュアルも良き(やっぱ本当にゾンビか?)。
ブルース・ウィリス⁉︎ タラちゃんも…

人体損壊、人命軽視苦手な方にはオススメしない。
まあ、たまには観てもいいでしょ。こういう倫理観ゼロみたいなのも。
最後に一言、タランチュラとカメとサソリをあんなに狭い箱に入れたら、ラストのようなことにはなりません。
地獄絵図です。

本日のベストパワーワード:歯なし仲間だね。