ソフィーの選択のさりさりのレビュー・感想・評価

こんなにも恐ろしい選択があるだろうか。
人の心をなくした悪魔が、ソフィーに迫る地獄の選択。
もし私が同じ事を迫られ、選択を下したとしたら、きっと狂ってしまうだろう。

独裁者が引き起こした恐ろしい罪。
巻き添えを食うのはいつも弱い人間だ。
いや、しかし、ソフィーは決して弱くはなかった。
屈辱に耐え、必死に生き延び、自らの恐ろしい過去を封印した。

その過去を告白する時、見えてくるものは何だろう。

虚しさの中、癒された愛は忘却の世界をさ迷う。
今度こそ、本当の安らぎを求めて。

• #メリル姐さん
• #きっと名作