mia0708

ソフィーの選択のmia0708のネタバレレビュー・内容・結末

ソフィーの選択(1982年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

娘と息子のどちらかを差し出さないと2人とも殺すとナチに迫られ、一瞬の苦悩の後に娘を選んでしまうソフィー。でも結局息子も惨殺され独り生き残ってしまう。そんなソフィーは妄想分裂病のネイサンと寄り添うようにして暮らしていた。

将来作家になる事を夢見て田舎からニューヨークに出て来たスティンゴはこの2人のカップルと知り合い親交を深めていく。ネイサンはしばしばソフィーに暴言を吐き時にはスティンゴの事も激しく攻撃するのだが、直ぐに許しを請い3人の一時の交友は続く。

秘かにソフィーに惹かれていくスティンゴは彼女に求婚し一夜の関係を持つが、ソフィーはネイサンの元に戻り共に死ぬ事を選ぶ。自ら破滅的な運命を望んだのだ。あの時娘の方を選択したソフィー。そして若く未来のあるスティンゴより壊れてしまったネイサンとの終焉を選択するソフィー。彼女の心情が痛いほど胸に迫り忘れがたい印象を残す作品。
mia0708

mia0708