「海を見たことがないって?天国では海の話をするのが流行ってる。ついていけなくて寂しいぞ。」
余命幾ばくもない男2人がベンツをパクり、まだ見ぬ大海原へ向けて走り出す。
ベンツの持ち主が恐ろしい(笑)ギャングで、トランクに大金が積まれているとも知らずに…💶
割と犯罪を犯しているが、天国にいけるのか?
という疑問は一旦置いておいて…
一回は観てほしい。ものすごく面白い。
登場人物が殆ど全員頭のネジがほんのり緩んでる感じが、作品全体を明るく見せている。シュールなギャグも多い。
ベンツを盗まれたギャングも普通なら明らかに粛清ものだが取り返すチャンスを与えてもらえており、組織のホワイトさが垣間見える。
かと言って単なるコメディで終わるわけでもなく、時折死を匂わせる描写が入り、着実に”その時”は迫っているのだと思い知らされる。
あと、作中何度か行われる銃撃戦の全てで誰も被弾しない。
余計な死は徹底的に描いていないのだ。
あとお袋との再会シーン、あれはズルイわ😭
自分だったら死ぬ前に何をしたいだろう。
達成感を感じながら死ねるだろうか。
今まで観てきた中で最もエモーショナルなラストシーンは尾を引いて、自分の人生を振り返る機会にもなった。
😎「命だけは助けてやる!」
🤣「どうせ死ぬし…笑」
の無敵感がたまらない。
オールタイムベスト級!
水辺映画、もとい海辺映画として最上級
海はこの映画にとって、全てだ。
最後に海を見られるか、見られないか。
ギャングの親分もとんでもなくコケにされたはずなのに、そいつらが海を見たいというから見逃す。
海がどれだけ美しいかを知っているから。
ラストの荘厳な大海原を劇場で見た時、僕は泣いた。
いつまでも大切にしたい、究極の海辺映画
[追記]
リバイバル上映に行った人だけ応募可能なFilmarksオリジナルのノッキン・オン・ヘブンズ・ドアTシャツが当選しました😭
ありがとうございますFilmarksさんむ