「スピルバーグ初期の名作サスペンス!」
無名時代のスピルバーグの名を本作で一躍有名にした作品、この後に「ジョーズ」に繋がる。
ストーリーはシンプルで、巨大なトラックにひたすら追われるという恐怖を描いたサスペンスです。こんなシンプルな設定もスピルバーグの演出力により見事なサスペンスに昇華させているのが凄い!
トラックの運転手は顔は見えず、得体の知れないトラックはまるでモンスターのように描かれ、終始主人公の目線で物語は進み、観ている側は主人公と同じ気持ちで恐怖を追体験できます。
その恐怖を煽るカメラアングルや編集によるカット割りが見事!そして交互に訪れる緊張と緩和のサスペンス演出はもはや映画の教科書としてお手本にできるレベルです。
ペンタゴンペーバズやレディプレイヤー1でスピルバーグ監督としての手腕を再確認しましたが、原点となる本作もぜひ観て頂きたいです!