ペイン

早春のペインのレビュー・感想・評価

早春(1970年製作の映画)
5.0
“キング・オブ・童貞シネマ”

御年80歳イエジー・スコリモフスキ幻の大傑作、遂にソフト化ということで鑑賞。

私の中では「青い体験」「40歳の童貞男」に並ぶ3大童貞ムービーの1つになりました。

ここまで思春期の少年の真っ直ぐで美しい恋、そして残酷さを描いた映画はそうないんじゃない?好きな人に振り向いて貰いたいが為に悪さしちゃったり苛立ったりするあの“モンモンさ”(笑)とてもわかります。自分もそうでしたよ(笑)

まぁ常に恋人がいてとっかえひっかえしてるような連中にはこの映画の痛みや美しさはわからないだろうけど。

終盤のプールシーンでの計算され尽くした色彩配置、鮮烈なショットには素晴らしすぎてため息が出る。

とにかく一見ヘンテコな映画には見えるが映像、音楽、語り口その全てが2018年の今観ても驚愕。あ~ジェーン・アッシャー尊い感想おわり。
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