レースという箍を外せ
いよいよロードレースという枷を撤廃して、カーアクション全般に物語の幅を広げてきたシリーズ第四弾。オコナーとドミニクが揃ったワイスピがおもしろくないわけがない。
これまでは比較的ありそうなカーアクションで作品を盛り上げてきたのだが、本作では車体でのオブジェクト破壊によってTHE・映画といった風味に。しかしそれによって作品の雰囲気を損なうことなく視聴者を楽しませてくれる。
ドミニクが登場すると日本車の比率が下がるのだが、個人的にはトリノなんかのゴツゴツしたアメ車の方が好み。今後もアメ車でズシンと腹の底に響くアクションシーンを期待したい。