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好奇心のokappaのネタバレレビュー・内容・結末

好奇心(1971年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

これでいいのかーい!と思わずにはいられない作品。

無関心な父、思春期の繊細さを通過した兄たち、魅力的極まりない母、思春期真っ只中の主人公の思春期の肉体的な好奇心が抑えられない、母への執着に囚われている少年ローラン。

思春期だからでいいのか…?どうしてもローランが気持ち悪く感じてしまう。母は天真爛漫で可愛い。可愛いのだけど観客の私からすると、あー!ローランを煽るな…!とも思ってしまう。自分が母親や、息子であったら共感したり理解したりできる部分があるのだろうか…

最終的に思春期の通過儀礼みたいな感じで近親相姦という。ただ、本当に両者共に通過儀礼と見做してるんです。母は、いつか美しい瞬間として思い出してっていう。純粋にこの感じのシーンでこの台詞は凄いなと思いました。ローランもローランでこの後、パッとサクッと思春期のアレコレ乗り越えたぜ爽快!みたいな。

良くわからないが大団円を迎えて明るく終わる作品です。原題知らないのですが、邦題の好奇心はぴったりだなと思います。
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