牛が出てくるというだけの認識で鑑賞しに行ったので、予想よりだいぶしっとりした感じたなと思いました。チグハグだった2人と、美味しそうな野生味あるドーナツ、牛とミルク。
西部開拓時代のお話なのだけど、よく観るドンパチ系ではなく、世界の片隅でそれぞれ健気に逞しく生きてる人たちの話でした。若干の不安や不穏ははありつつも、穏やかです。ヒューマンドラマ。言葉少なに関係性やキャラクターを表現するのが上手いなと思います。
ミイラ展でも話題になっていたオランダのウェーリンゲメンや、古代ローマのモデナの恋人たちなど、寄り添った男性2人のミイラや骨からインスピレーションを受けたのかなと。こんな2人組もあったのかもしれないというロマンを感じました。
眠くなっちゃう人もいるかもしれない。万人受けする感じでは無いけれど、少なくとも、個人的には寄り添うミイラなどにロマンを感じたことがある方は観てみてほしいな。
