好奇心の作品情報・感想・評価・動画配信

「好奇心」に投稿された感想・評価

moeka

moekaの感想・評価

3.0
開始5分くらいの仏印兵への寄付金集めながらの下校シーンが一番良い
近親相姦という際どいテーマに挑んだルイ・マルが、思春期の少年と美しい母親の関係を、ジャズをBGMに明るくお洒落に描く。

主人公は14歳の少年ローラン。裕福な家庭で暮らす三人兄弟の末子。兄の悪ふざけに付き合い、酒や煙草などやりたい放題。食べ物を粗末にする描写が嫌いなので、ホウレン草でテニスする兄弟に「食べ物で遊ぶな」と叱りたくなった。

母親はローランを可愛がり、大人として扱わない。母にベッタリの息子は、若くて美しい母親の中に「女」を見る。

「ただいま」や「お帰り」の抱擁とキスは家族間の挨拶や愛情に見えるが、度が過ぎると息子を溺愛する母と、マザコンの息子に見える。

母の愛が他者へ向けられると嫉妬し、独占欲が増す少年。湯治場で療養する後半で親子の関係は更に深くなる。

「初体験」は大人になるための通過儀礼で、兄の悪戯によってその経験は半分で終わり、療養所で知り合ったエレーヌには拒まれる。

性に目覚めた少年の好奇心は母へ向かう。それは「おやすみ」のキスで始まり、越えてはいけないラインの上で感情が揺れ動く。

生々しい描写はなく、まるで漫画のような美しさで感情の機微が描かれていた。禁じられた快楽に堕ちる泥沼の近親相姦ではなく、その一夜は少年の人生を通過して思い出となる。

そして少年は大人になった。
いき

いきの感想・評価

3.0

自分はルイ・マル作品これで3作目。
『ビバ!マリア』『世にも怪奇な物語』
偶然にも公開順で見れてる。


ジャズは良かったです。
お兄ちゃんたちもめちゃくちゃだけど楽しかったから良し。


主人公ローランは繊細だなー
眼鏡かけてるときのが可愛いね。
どうにもできない疎外感がつらいとは思うけど、過ぎてしまえばたいしたことはないんだよな。女性への甘え方がずっと赤ちゃんだな…


母親、愛人との悩みを息子に打ち明けるとか痛い…むり…
顔というか、作る表情がなんとなく武田航平似。集中できない…
母親もイタリアからフランスのお医者さんへ嫁に来て、大事にされててもどこか疎外感、とかそんなかんじだったのかな。
どこか共感、というところで末っ子ローランを特に大事にしてるってことかも。
でもいまいち面白くはない…


んー…悪くはないけど特別良いところもなし。見なくてもよかった。
これに2時間は長い!
ルイマルがマザコンなのは劇場でさよなら子供たちを観た時から知ってましたが、こちらはあまりにストレート過ぎてちょっと引いてしまいました。
えり

えりの感想・評価

3.6
ジャズの音色にのって物語は軽快に進み、見やすかったです。50年前の映画とは思えない!フランスが舞台ですが、母親がイタリアの雰囲気ムンムンでした。
禁忌を扱っていながら、爽やかさすら感じさせる不思議なラスト。倫理観が崩壊した世界観は夢を見てる気分になりました。
フランスでは、愛が自由だよね。
僕は日本よりフランス的な感覚を
支持したい。

フランス映画なのに、
ジャズのドライブ感が異分子である
自分をイメージづける。
ジャームッシュの内面の孤独との
共通項を感じる。
ShoseiH

ShoseiHの感想・評価

3.6
懐かしい気持ちになって高校生のころを思い出す。
なんかほっこりさせられた。
歳を重ねるほどノスタルジーを煽ってきそう。
kido

kidoの感想・評価

-
リビドーとかはみえたけど、父性への攻撃性葛藤まではみえにくくてコンプレックスとまでは…?
肉体関係を持ってしまったけど、普遍的な少年期の衝動くらいの題材かも。邦題通り。
主役の少年と母親役の俳優はぴったりで、親子関係と生っぽさもあり、作品を引き立ててる気がします。
コミカルに終わるのであっさりと観やすいです。
ひろ

ひろの感想・評価

2.5
好奇心と言うタイトルに惹かれ鑑賞!
これもルイマル作品だったのね。

ローランが性欲モンスターに育ちそうで心配でしかなかったw
母親との約束は守ってね!

50年近く前の映画なのにそんなに古さを感じなかった。
テニスラケット見ると時代だな〜って思ったけど。
kenta

kentaの感想・評価

-
性のカオス。
主人公と少し年下の男の子との少年愛。
神父が少年に向ける性的眼差し。
少年を抱く成熟した女性。
少女たちの戯れ。
禁止された自慰というエロス。
母親の不倫を知り嫉妬をする主人公。
そして化粧をし母の服を身につけて同一化。
終いには母と結びつく。
しかし、それからは結局は母親の代わりとして、他の女を抱くことで満たされぬ欲望を。
つまりは〈健全〉になる。
男と少年の間の揺れ。

こんなことを言っているとさぞかし「いやらしい」映画のようだが、全てはチャーリーパーカー、ディジーガレスピー、シドニーべシェの音楽の軽快さに乗せて走り去る。喉をすぎる夏のラムネの爽やかさ。一方、言葉に尽くしがたい芳香のワインのごとく味わうこともできる。それは観る人による、二重の楽しみ。好きなように味わえば良い。
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