トシオ88

蛇娘と白髪魔のトシオ88のレビュー・感想・評価

蛇娘と白髪魔(1968年製作の映画)
3.2
蛇女繋がりでネットをニョロニョロしていたら大映の昭和43年作品を発見💡🐍。こちらはあの楳図かずお先生の作品を原作にしたモノクロ作品。監督は大映娯楽作品の第一人者の湯浅監督。内容はなかなかに面白い作品だった😆。

キリスト系孤児院から実親に引き取られる小百合。しかし住み始めてみると、母親は精神衰弱、そして父親はアフリカに急な出張、そして住み込み家政婦以外に、誰もいない筈の新しい我が家には、もう1人の少女、タマミが住んでいたのだった…🐍。
その後、蛇娘氏による恐怖釣瓶打ち後の劇半ばを過ぎた頃、「もうタイトルにある白髪魔っていないのかな」と思っていたら、急に窓の外に出現🙈。「イヒヒヒ」と笑いながら、小百合にやる事はタマミよりも更に悪辣😈。

やがて、物語は全ての真相を明らかにして、悲劇的クライマックスを迎えるのだった…😨。
製作時には恐らく大映の経営危機は明白になっており、予算も少なかったと思われるけど、凝ったストーリーと意地悪タマミ姉さんのお陰で飽きさせない。そして楳図かずお先生も角川春樹やヒッチコックばりにカメオ出演していることも、本作のポイント。併せて若かりし平泉成の爽やかなアクションも堪能できるので、機会があればご鑑賞してみてください〜😆🐍🎬。
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