モールス

引き裂かれた女のモールスのレビュー・感想・評価

引き裂かれた女(2007年製作の映画)
3.0
一人のうら若き女が出会った二人の男を翻弄して、自業自得で自分も堕ちていく破滅型の恋愛ドラマです。クロード・シャプロル監督作品なら、心理的なミステリーさを期待される方が多いと思います。残念ながら、本作の出来は何の変哲もない凡作ではないでしょうか? 二人の男の設定も、売れっ子作家であり既婚の初老でありながら若い女性との不倫を楽しむ輩、もう一人はボンボン育ちで自分が欲しいものは何でも手に入ると思ってる勘違いしてる若造とロマンス性を問うのもイマイチな設定か?それでも、二人のうちのどちらを選ぶかを焦らして最後まで引っ張られたので飽きることなく鑑賞できました。主人公シャルルのどっちもつかずの思わせ振りの演技にやられましたね(笑)
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