主人公が船で何者かに殺害される。
その船は爆破による大量殺害と、現金9100万ドルが消えた事件の舞台だった。
その現場で唯一生き残った男キントを、刑事が尋問し、事件までの経緯が語られる。
ニューヨークで銃の強奪事件が発生し、半ばでっちあげ的に5人の犯罪常習犯が逮捕される。
留置所内で対面した5人は、過去に事件絡みで面識があり、
出所後に犯罪計画で大金を得るために結託する。
その中のひとりである主人公は、犯罪から足を洗いたがったが、
キントの説得で、仲間に加えられる。
売人から宝石の強奪を指示された一行だったが、
実際は麻薬がらみの事件で、大ギャングの大ボスであるカイザー・ソゼという男に
目をつけられていることが、謎の男・コバヤシから告げられる。
以下ネタバレ気味
カイザー・ソゼをみた者がいないことから、実在するのか疑わしくなる一行。
しかし、ソゼの言いなりにならざるを得ない状況になり、
冒頭の船の強奪計画をやるはめになる。
混乱を極めた計画実行の最中、
見張り役だったキントは、何者かが次々と仲間たちを殺害していったことを目撃した証言を最後に、尋問から解放される。
刑事は、キントが尋問室内にあった掲示物や書物の文字を紡いで、
でっち上げの証言をしていたことに気づくが、キントはすでにその場を去っていた。
キントこそがカイザー・ソゼであり、
一行を復讐のために、ソゼの計画の元、自らの手で殺害していたというお話。