Kaito

ユージュアル・サスペクツのKaitoのレビュー・感想・評価

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)
4.3
Amazon primeにて見放題作品として配信されていたので、この機に鑑賞。容疑者としてよく名が上がる5人の人物(これがタイトルのusual suspectsの意味)を取り巻くサスペンス作品。この作品は公開された年の1996年のアカデミー賞脚本賞を受賞していることからも分かるようにとにかくストーリー、伏線、回想の使い方がとても効果的である。最後の最後まで誰が一連の事件の黒幕なのかが分からず、ドキドキさせられる。そして最後は良い意味で予想を裏切られる。本当によく出来た作品だと思う。実は私はこの作品を観た後に他にどんな伏線があったのだろうか、あれはどんな意味があったのだろうかと色々気になりネットでこの作品の解説及び考察を行っているサイトを見つけ、読んでいた。そのサイトを読むことにより、世の中には大変な想像力を持つ方がおられるものだと感心させられ、自分の解釈する力はまだまだ弱いものだなということも同時に感じた。いずれにせよストーリーがこれほどまでに考察され、評価されている作品というのはそうそうないと感じると同時に映画における脚本の重要性を認識させられた作品だった。
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