すべてを呑み込む急流。
襲いかかる危険生物の群れ。
行く手に待ち受ける最強の砲艦。
一難去ってまた一難、 見事な冒険活劇と、 ユーモラスなラヴストーリィのさじ加減が絶妙ですね。
失礼ながら、 映画の前半では全然イケてなかったキャサリン・ヘプバーンが、 数多の試練を経て次第にエレン・リプリーみたいな「闘う女」に変わっていくところも面白い。
そんなキャサリンとボギーの威勢の良いやりとりは、 「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」や、 「レイダース 失われた聖櫃」、 「インディ・ジョーンズ 魔球の伝説」に受け継がれていますね。
蛇足 :
以下、 swansongが考えた「インディ・ジョーンズ」シリーズの成分表示であります。
「ガンガ・ディン」 1939年
ケリー・グラント
ジョーン・フォンテーン
「アフリカの女王」 1951年
キャサリン・ヘプバーン
ハンフリー・ボガート
「太陽に向かって走れ」 1956年
リチャード・ウィドマーク
ジェーン・グリア
「リオの男」 1964年
ジャン = ポール・ベルモンド
フランソワーズ・ドルレアック
「マッケンナの黄金」 1969年
グレゴリー・ペック
オマー・シャリフ
テリー・サバラス
イーライ・ウォラック
エドワード・G・ロビンソン
キーナン・ウィン ほか
どの作品も、 「あっ、 いまのはインディ!」と気づかされるシーンが出てきますよね。
もちろん「一難去ってまた一難」の冒険活劇そのものは、 映画が誕生した時代から作られ続けている鉄板ジャンルにちがいない。
だって、 こんなに楽しいんだから♪