ユースケ

アナザヘヴンのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

アナザヘヴン(2000年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

超常現象に肯定的なイケメン刑事の江口洋介と超常現象に否定的なベテラン刑事の原田芳雄が、人間の脳みそを料理し、食べる連続殺人犯を追うお話。

ネタバレを言ってしまうと、人間の脳みそに寄生し、人間を操る未来人が犯人という【ヒドゥン】のパクリみたいなお話なのですが、脳みそ料理が醸し出すカニバリズム感と俳優陣のビジュアルがいい感じなので問題無し。
特に、アンニュイな雰囲気で色気を撒き散らしながら、原田芳雄を飛行機バランスで煽ったり、江口洋介にキスしたり、ビルからビルへジャンプしてすしざんまいポーズをキメたり、中二病全開な柏原崇が最高。
メンヘラ全開の市川実和子もたまりません。

松雪泰子に見惚れて刑事の一団が硬直したり、原田芳雄が合成丸出しのジャンプをしたり、本作とテレビドラマ【アナザヘヴン〜eclipse〜】を繋ぐために登場した加藤晴彦がただただ浮いていたり、ヘタクソなところもありますが、味という事にして許してあげましょう。

エンディングで流れるLUNA SEAの【gravity】を聴いて懐かしくて死にそうになりました。