幕のリア

女死刑囚の脱獄の幕のリアのレビュー・感想・評価

女死刑囚の脱獄(1960年製作の映画)
3.9
四夜連続中川信夫。
本作はホラーテイスト無しの現代劇。

父親殺しの無実の罪で死刑判決を受けた女が森岡刑務所から脱走を試みるが‥

荒唐無稽でありながら、得意の俯瞰ショットや陰鬱なギターの調べなどを絡めながら、ヒリヒリと見ていて飽きるシーンが無い。

盛岡発上野行き機関車での追跡シークエンスがスリリングでハリウッド映画を見てるよう。

「地獄」で強烈なキャラを演じた沼田曜一が警部役で静かに好演。

エンディングが呑気で不気味。
 
〜〜  

今日の一曲

ぼくはプリズナー345号 / ザ・コレクターズ

https://m.youtube.com/watch?v=zUBg1Zn3V1s
幕のリア

幕のリア