Arata

ワン・プラス・ワンのArataのネタバレレビュー・内容・結末

ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

チャーリーワッツ氏追悼上映。
ジャンリュックゴダール監督、ローリングストーンズの映画を鑑賞。

悪魔を憐れむ歌のレコーディング風景と、政治や差別などにより悪魔と化した過激派集団のドキュメンタリータッチ映像が融合した、現実と虚構の狭間の区別がつかなくなるような異様な作品。

レコーディングの技術進歩で、重ね録りによって積み重ねられる「ワンプラスワン」と、各方面で歪みが生まれ、世界の分断や対立を描いた「ワンプラスワン」、イエスオアノーのゼロワンでは割り切れない要素への言及が感じられた。

ワンショット長回しプラス、ワンショット長回しからなる、退屈で過激な映画。

エンドロールの無音の時間に、映画を咀嚼するのも一興。
とは言え、完成版のフルコーラスを聴かせて欲しかった。
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