noe

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのnoeのレビュー・感想・評価

4.0
大好きな父親を911のアメリカ同時多発テロで亡くした少年。ある日見つけた、父が残した謎の鍵。その謎を探るため、この広いニューヨークへ旅に出るーーーーー。

久しぶりに号泣しました。
この映画は亡くなった父に対する感動物語だけではなく、オースカーを始め″残された側″の物語です。大切な人を亡くした人は、何を想い、何を考え、どう生きていくのか。鮮明に生々しく描かれています

父の残したこの鍵のあるべき場所が分かれば、父に近づける。
あの″最悪の日″さえなければ。
大好きな父に近づきたい。そんなオスカーの想いが伝わってきます。

後半にかけての伏線が素晴らしかったです。特に″間借り人″のオスカーに対する対応、距離の詰め方が素敵でした。
お母さんとオスカーの関係、そして最後。涙なしでは観られませんでした。
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