フラメンコのリズムに乗せた愛憎劇て…どんなやねん!
ってめちゃくちゃ気になっていた作品。
舞台は熊本は阿蘇、昭和7年から描かれる憎愛の物語…。
日本の原風景にフラメンコなんて合うかいな…って思っていたのに、これは凄い合いまくっている!
というか、このフラメンコ調の楽曲やストーリーに浄瑠璃の節を使っていたりと、とんでもないミクスチャーになっていて、この歳でしかも半世紀以上昔の邦画で、「こんなの初めて!」を体験することになろうとは。
さらに、昔、邦画、地方の訛り…という、聞き取りづらくなる要素しかないのに、問題なく聞き取れるあたりも、節の取り方が旨いからなのか。
それにしても佐田啓二かっこいいですねぇ…あまり似てないと思っていたけど、たまに中井貴一そっくりに見える。骨格が同じですね。
アラン・ドロン前?な田村正和もまた貴重!幼い!
ストーリー構成としては、CABCD…みたいな感じで、このへんも曲に合わせていたとしたら凄いけど、調べるの面倒でそこまでは…。
お話もあと引く感じ、観終わってすぐまた観たくなる中毒性あり。
なんといっても、フラメンコと日本文化的なリズムの融合…最高でした🎶