三樹夫

マトリックスの三樹夫のネタバレレビュー・内容・結末

マトリックス(1999年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

人類とAIの戦争があって、AIは太陽エネルギーだから空を雲で覆わせてしまえば人類が勝つからの、なら人間発電所作ってそこで電力を作ればいいとAIが完全勝利。人間はもはやただの電池に過ぎず、管につながれて仮想現実の世界を生きている。
劇中繰り返しマトリックスとは何かと問うが、マトリックスはシステム(体制)であり、我々の現実世界の言い換えに他ならない。美味い飯食って何も考えずにのほほんと生きて、生きる現実がわかないんじゃないですか、夢見てるみたいな気持ちになってるんじゃないですか、目覚めよというのがこの映画。なので同年公開の『ファイト・クラブ』とも共通する部分がある。プラグつながれた人間はエージェントに簡単にハックされるというのも、すぐ体制の側につく連中みたいな、体制のブタということ。
こういうことをやっていながらもオタク臭さがプンプンで(実際にオタクが作った映画だし)、敵倒した後とかジャンプした後の着地の仕方とかがオタク臭いキメポーズ。ロングコートとか、カンフートレーニング延々続くのとか自分の好きな物詰め込んでるのが丸わかり。銃撃シーンで、壁など弾着した部分が過度にはじけ飛ぶのは爽快感合って良い。
三樹夫

三樹夫