ザリくん

ショーシャンクの空にのザリくんのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.0
刑務所で掘られた男が、刑務所を掘る話。
洋画のお手本のような映画、隙のない面白さ。

これから先5月末の梅雨入りに備え、豪雨の日に傘がない時の遊び方を提案してくれる素晴らしいタイミング。希望を捨てずに雨空を仰ごう。

演技、カメラワーク、音楽、ストーリーの起伏、全てがバランス良くオシャレに成立している。終盤の捲りは勿論、主人公が終始有能(加えてヒール役も徹底している)なので後味良く爽快に見れる。ハピエン厨、勧善懲悪厨は全員見ろ。

図書爺が去ったことで目に火のついた195cmが、放送室ジャックして異国の歌を流し、モーガンフリーマンが心の豊かさを取り戻していくところが一番好き。モーガンフリーマンの演技が良過ぎて役名をいつまで経っても覚えられない。

檻の中で偏屈な暮らしを強要され続けても人は失ってはいけないものがある。本と、音楽と、趣味と、学びと、美女のポスターだ、それらがある限り絶望を乗り越えられるのだと明瞭に教えてくれた。時間軸が20年と長いことで説得力もある。(時間軸長い映画好き)

刑務所だろうが海辺だろうが天高く晴れた空の日はビールが飲みたくなる、分かる。夏になったら久しぶりに旅してみたいな〜。

てか金ローで見返したらジョジョ6部相当影響受けてるんだな、、、
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