ザリくん

千と千尋の神隠しのザリくんのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
4.9
公式絵コンテ片手に金曜日ロードショーで改めて100度目の鑑賞。
🐉が伝説ではなく実在する動物のように活き活きと動くこの絵に惚れ惚れする。

去年行ったジブリの森でも思ったが、千と千尋はパヤオ作品でも色彩の豊かさがダントツで好きだな〜

この頃まではパヤオは映画全体を1人でコントローラーしているから作風のブレが全体通して全くない。
絵コンテやインタビュー書籍を見て細部を語ることはできるが、完璧に隅々を語ることは未だ不可能。
ハクかっこいい!カオナシかわいい!みたいな思いでも滅茶苦茶楽しく見れてしまうのが宮崎作品中期の恐るべきエンターテインメント力だ。神々の愛らしさと共に死の香りが色濃く立ち込めている雰囲気の中での成長活劇は子供だろうと大人だろうと愉悦を感じざるを得ない。
君どう では全くそうはいかなかった。死の匂いが強過ぎる、(あの映画は好きですが)

久石譲の音楽を聞くと条件反射で泣いてしまう。
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