旅するランナー

ショーシャンクの空にの旅するランナーのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.7
【不運の下での希望】

見事な演出、完璧な脚本、流石の演技。
フランク・ダラボン監督・脚本、ティム・ロビンスの飄々とした姿、モーガン・フリーマンの渋い語り、この3人が揃った奇跡。
物語にグイグイ引き込まれるし、様々な伏線もスイスイ回収されるし、ブイブイいわせてた奴らが裏をかかれるのにはセイセイします。

名シーン・名セリフも多いです。
ロッキーの階段かけ上がりガッツポーズと同様、雨に向かって手を突きあげたくなりますもんね。
映画上映会で、リタ・ヘイワースの登場に興奮するシーンも好きです。

Hope is a good thing, maybe the best of things. And no good thing ever dies.
訳)希望は良いものだよ。多分最良のもの。良いものは決してなくならない。

Get busy livin’ or get busy dyin’.
訳)頑張って生きるか・・・それとも、頑張って死ぬか・・・

Bad luck, I guess. It floats around. It's got to land on somebody. It was my turn, that's all. I was in the path of the tornado. I just didn't expect the storm would last as long as it has.
訳)不運だったんだな。不運てやつは、あちこちに浮かんでいて、誰かに降りかかる。僕に降りかかったってだけだよ。竜巻の通り道にいたんだ。ただ、嵐がこんなにも長く続くとは思ってなかったよ

同じ年に「フォレスト・ガンプ」「パルプ・フィクション」があったことは、この映画にも不運が降りかかったとしか言いようがないです。