妻とその愛人を射殺したかどでショーシャンク刑務所送りとなった銀行家アンディ。初めは戸惑っていたが、やがて彼は自ら持つ不思議な魅力ですさんだ受刑者達の心を掴んでゆく。そして20年の歳月が流れた時、彼は冤罪を晴らす重要な証拠をつかむのだが……。
とても評判の良い作品を初めて観たんですが、1番面白かったところだけ書こうと思う。
長い映画の終盤、アンディの自殺すると皆に心配させてからの19年越しの脱獄計画の遂行、そして自分が作り出した架空人物になりすまし、所長に入れ知恵して蓄財させた莫大な不正財産をごっそりと引き出し、告白状を新聞社に送りつけ所長を自殺に追い込み、自身は楽々メキシコへ逃げるという鮮やかな逃亡劇、これが本当にスカッとするのです。
アンディは、実は色々な苦難の中で、所長のいうがままの状態の中で、ずーっと周到な計画を進めていたんだと思います。何しろショーシャンクには時間だけは沢山ありますから。
準備7割本番3割の私としては、希望を持ち続けることの大切さもとても大事でグッときたけれど、アンディの周到な準備にゾクゾクしてしまいました。
なんか、他の人と感動の観点がズレてるけどね。