音楽も雰囲気もほんとに見事でした。
船の中の様子、人々、アメリカに着いた時等から暖かさ、もう直ぐ終わる絢爛な雰囲気を実感して、当時を経験したことなくても郷愁を感じられるすごく良い映画だったなと思います。
あんなに航海中主役だった1900が、港に着く旅に置いていかれる光景をみて、彼にとっての世界は航海の度に生まれ変わってたんだろうなと感じました。その意味で降りようとした勇気は想像を絶するし、ラストは儚い美しさだなと思いました。
戦争を控えたあの時代に船を降りたマックスはさぞ苦労したんだろうなあと思います。
彼にとっても栄光時代であった当時を語って色んな人を魅了して、結果はどうあれ戦争にも音楽で勝った1900の話を聞いて、ある意味救われたんだろうと思いました。
今回はメインではないだろうけど、ニューシネマパラダイスといい、それにしてもジュゼッペ•トルナトーレ監督は父性を描くのが上手いなと思いました。