あおい

キング・コングのあおいのレビュー・感想・評価

キング・コング(2005年製作の映画)
3.6
美女が野獣を殺したんだ…

ピーター・ジャクソン監督のアドベンチャー。圧倒的な長さを誇る。ほんまに長い。でも内容は悪いわけじゃない。ナオミ・ワッツがとても綺麗です( ^ω^ )

◎ストーリー
20世紀初頭、落ち目の映画監督カールは、拾った髑髏島の地図を使って大作を撮ろうと企んでいた。しかし、すでに人望がない人を集めることができない彼が選んだキャストは、同じく落ち目の女優アンだった。脚本家のジャックやその他スタッフを半ば強引に船に乗せ、カール一行は謎の島に赴くのだが、そこの生態は人智を超えたものだった…

前半1時間があかん!なかなかキングコング出やん!何の映画見てるんやってなる!もうこれさえ半分以下に抑えれたらもっと良くなってた!ただその後はそれなりに面白いから、頑張って耐えて欲しい( ^ω^ )

序盤1時間が人物やストーリー紹介、中盤1時間が髑髏島サバイバル、後半1時間が市街地パニックといった構成になっています。特に中盤のサバイバルは、キモいモンスターやらコングVS恐竜やらで、良い意味で期待を裏切られました( ^ω^ )

あの髑髏島の生態系や、モンスター造形はほんまにすごいと思います。映像も悪くないし、しっかりコングも活躍するしで、本作の1番の見所といって過言ではないでしょう。

そして、終盤は言わずと知れたタワー上でのシーン!名声だけを求めるカール、コングの気持ちを推し量るアン、自分でもよく分からなくなっているジャック、それぞれの想いが混ざり合いながら、結局は人間の驕りが浮き彫りになります。

コングは、アンを愛していたのか?
アンがコングに抱いていた気持ちは何だったのか?
想像力をたまらなく駆り立てられる設定です。これの元が1933年に作られていたことは、ただただ驚きです。あとはアンディ・サーキスはすごいけど、顔を忘れてしまいそうです( ^ω^ )

退屈さにどれだけ勝てるかが問題になってくる映画。1時間頑張れば、私は楽しめました。しかし、娯楽作として見るなら絶対「髑髏島の巨神」の方が良いです!こっちは、アドベンチャーでありながら、脳筋映画までは振り切ってないので( ^ω^ )

ピーター・ジャクソンは、何の映画作るにしてももうすこしやりたいことをまとめるべき。長くしようと思えば、映画なんていくらでも長くできるやろうし。
あおい

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