matchypotter

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦いのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.4
晩年のショーンコネリーの作品。
晩年なのに、70歳前後ぐらいのはずなのに、アクションがスゴい。なかなかハード。

撮り方のテクニックなのか、本人の内から滲み出る貫禄なのか、気迫含めて、心身共に健在。
つい最近観てたかつての『007』、ジェームズボンドに比べると、もちろん見た目の若さや色気の衰えはあったとしても、存在感と、その年を召したことを諦めとも思ってもいない感じ、さすが。

“超人紳士同盟”。
強大な力と陰謀を阻止せんと世界諸国のワケありのはみ出し者達が手を組む。

不死身の冒険家、海賊とノーチラス号、透明人間、ヴァンパイア、不老不死、ジキルとハイド、トムソーヤ、、、。

“アドベンチャー界の”アベンジャーズみたいな。
1800年代と1900年代の狭間の世界の都市伝説や民話、七不思議みたいな伝承から生まれたような有象無象が、ここに一同集結。

こいつらが世直しを図っていく痛快なエンタメSFアクションではあるものの、実は途中からこの有象無象が集まったことがその力を利用されてしまう話の筋。

ミイラ取りがミイラになる、ではない。
ミイラがミイラ取りになり、新たなミイラの元にされそうになる、そんな映画。

要するに、結果的には身から出た錆みたいな部分はあるけど、このメンツが一同集結して、お互い信頼し合うことすらできないとこから始まって、なんやかんやとチームっぽくなってく様は王道の感じで良かった。

何よりショーンコネリーが周りが有象無象の歴史ファンタジー的な有名キャラであってもこの映画のすべての核になり、顔になってる。
それらに負けないショーンコネリーがやっぱりスゴい。


F:1738
M:5138
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