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悪魔の手毬唄のマッサージ屋のレビュー・感想・評価

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)
4.0
昭和27年。
岡山県と兵庫県の境にある鬼首村に旧知の磯川警部(若山富三郎)に呼び出された金田一耕助(石坂浩二)。
昔から村を二大勢力に分けた仁礼家と由良家があるが20年前に現れた詐欺師の恩田という男によって由良家の勢力は衰退してしまった。
その際にある殺人事件が起き、磯川警部は解決したいが為に金田一に協力を仰いだのだ。
その日村出身で今やスターとなった別所千恵(仁科明子)が帰郷し村は大騒ぎになっていた。
しかし第一の殺人事件が起き・・・。

原作は遥か昔に既読してます。
市川崑監督作品で石坂金田一は大好きなので何回も鑑賞済み。

横溝正史ならではな血縁関係どろどろな話ではありますが、割とシンプルなのでコレは分かりやすい。
それよりも芸術的な死体がやはりこの作品も見もの。
特に酒蔵でのアレは幼少期に見て震え上がった記憶があります(笑)
ま、『犬神家〜』ほどインパクト無いのは仕方ない。
市川崑監督にとって横溝作品の2作目ですがプレッシャーも大きかったと思います。

でも何回見ても引き込まれるシリーズです。