くろひょう

悪魔の手毬唄のくろひょうのレビュー・感想・評価

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)
3.8
手毬唄、唄ってんの…

原 ひ さ 子 さ ん や ん け !!(笑)
(可愛らしいお婆ちゃんです)

いやー、面白いね、コレ♪
(内容が濃い〜の)

通算で3作目(本陣殺人事件→犬神家の一族→悪魔の手毬唄)、石坂浩二版では2作目に当たります。
(この頃の石坂さん、めっちゃ若かった)

何が凄いってね…

みんなお芝居してる様に見えないの!!
(凄くない?もぅ、ビックリするくらい自然な演技なの)

実際にそういう人たちが居るかの様な2時間半でした!!
(前半は置いて行かれない様に必死で観てましたよ〜)

僕がフィルマークスを始めた頃に知り合った古くからのお友達、shihoさんが絶賛していたので、早く観たい気持ちはずっとありました〜☆
(shihoさん、お待たせ!!)

この作品は、いわゆる「見立て殺人」の基本を抑えた推理モノと言えます。
(その地方に伝わる数え歌になぞらえて、次々と殺人事件が起こります)

あらすじは…
岡山県と兵庫県の県境にある鬼首村(おにこうべむら)に、岡山県警の磯川警部(若山富三郎)の紹介で静養に訪れた金田一耕助(石坂浩二)が、宿泊先の温泉旅館「亀の湯」の女主人・青池リカ(岸恵子)の夫である青池源次郎の殺害事件の再調査を磯川から依頼される事となる…
23年前の事件という事もあり、捜査は難航すると思われていたが、新たなる第1の殺人をキッカケに少しずつ謎が解き明かされて行く…
というお話。
(とにかく、今回は登場人物が多かった〜)

岸恵子さんをはじめ、仁科明子(亜希子)さん、草笛光子さん…

みなさん、お美しい(笑)
(オーラが出てるね)

市川崑監督の映画をご覧になった方々は一度は目にする顔芸(喜怒哀楽の表現)も健在でした!!
(全力で泣いたり、驚いたり…)

あとね、今作の金田一耕助は…
謎を解いて行く過程にどこか惹きつけるモノがありました。
(やっぱ、すげぇな〜って)

話は変わりますが、若山富三郎さんという俳優…ご存知ですか?
(「パンツにクスリ」で有名な勝新太郎さんのお兄さんです)

殺陣の名人であり、千葉真一のお師匠さんなんて言われている名俳優ですが、今作では常に金田一耕助をうやまい、腰の低い物腰の柔らかい人物を演じていました。
(年下の俳優相手にそうそう出来るものじゃないなぁなんて感心しました)

2回観ると理解度が増す映画だと思います!!
(初回はザックリと把握する程度でOK)

僕は、かなり序盤から犯人が分かってしまいましたが…
(めっちゃ情緒不安定なんだもん)

「我こそは!」と思うそこの貴方!!
謎解きに挑戦してみてはいかがでしょうか?
(動機なんか分かっちゃうと自慢して良いと思いますよ〜)

最期に…
実はこの後、「獄門島」のレビューも上げるつもりです♪
(視聴はこれからの予定です)

しばらく金田一レビューにお付き合い下さい〜☆
(ミステリー大好き〜)
くろひょう

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