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この映画大好きだ。
キャスティングに惹かれたのと、山田洋次監督作品ということだけで借りたけれど、
愛に溢れた作品だった。
舞台は四国の小さな映画劇場『オリオンザ』。その劇場の社長、かっちゃんを演じるのが、西田敏行さん。
映画への敬意、映画を上映する場への敬意、渥美清さんへの溢れんばかりの敬意が気持ちよく伝わってくる物語でした。
作品の終盤に気付けた、渥美清さんへの追悼作品であること。
寅さん好きなのが完全に大きいだろうけど、グッときました。
地方の小さな劇場でそんな儲かるわけもなく、経営的にたいへんな中も、街に、文化を、映画を届けるために陽気に働くかっちゃん。
そんな四国の田舎町へ、偶然にもたどり着いたのが、吉岡隆弘さん演じる、東京・柴又からやってきた家出少年りょうちゃん。
りょうちゃんのキャスティングから既に寅さん臭がすごいなあ、と思ってたけれど、倍賞千恵子さん、前田吟さんまで。
映画越しにみる、名作のフィルム映画の上映もたのしかった。
さいごはジーンとしました。
山田洋次監督の作品が好きだなと再認識。
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文化臭のすごくする柄本明さんが、全く文化度のない人間を演じてるのも貴重だった。うすいまな板。笑
やっぱり初回の寅さんの倍賞千恵子さんのかわいさは破壊的。
あの色恋沙汰だけすこし首をかしげたけど、ああじゃなきゃ渥さんへの追悼にならないのかな。