ユースケ

ノウイングのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

ノウイング(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

隕石を解体する土木作業員も、エイリアンを素手でぶん殴る戦闘機乗りも、救世主なんてものは現れる事はなく、為す術もなく世界を終わらせるディザスター・ムービー。日本よ、これがキリスト教原理主義者が崇拝する予定説の映像化だ。

ワンカットの長回しで人間バーベキューが描かれる旅客機の墜落事故をはじめ、地下鉄の脱線事故や太陽のスーパーフレアによって全てが焼き尽くされる地球など、トラウマ必至の地獄絵図は必見。

妻の死によって信仰心を失ったシングルファーザーの宇宙物理学者が、人類滅亡が記された予言書を手にしてしまい、全ての出来事を都合良く解釈し、信仰心を復活させるM・ナイト・シャマラン監督の【サイン】のようなお話。

まぁ、結局、宇宙人オチなので、【フォーガットン】がダメな人はダメなやつです。