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セント・オブ・ウーマン/夢の香りのTSのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

良かった!ハッピーエンドで良かったー(T-T)
偏屈な盲目の退役軍人フランクと誠実で優しい青年チャーリーとの交流話。
盲目になり、親族からも疎まれ、生きる気力をなくした老人フランクは死ぬことを目的に最後のバカンスにNYへ赴く。
NYを楽しむように振る舞いながらも、どこか空虚で不穏な雰囲気を感じさせるフランクに、こちらも不安な気持ちに。
そして、何がなんだか分からず振り回されるチャーリーが可愛いし、それでもしっかりフランクの気持ちを汲み取ろうとしていたのが良かった。
フランクがチャーリーに人生の色々教えて、チャーリーが成長する話だと思ってたけど、フランクがチャーリーに忘れていた気持ちを思い出させてもらって助けられたお話だった。
好きなシーンはレストランで出会った女性とフランクがタンゴを踊るシーン。
女性がチャーミングだった。
見どころシーンは、頑固なフランクがチャーリーの必死の説得で死ぬことをやめるシーン。
人間って複雑だけど、その人間を助けるのも人間。
足が絡まっても動き続ければ良い、というタンゴの時のセリフがここで上手く活きるのが良かった。
最後は、チャーリーもフランクの話術で窮地を助けられて、鶴の恩返し的な展開に。
こんな風に、人生の必要な時に必要な人と出会って変われるって素敵。
あと、香りって大切なんだな。香水つけよう。
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