しろくま兄サキス

セント・オブ・ウーマン/夢の香りのしろくま兄サキスのレビュー・感想・評価

3.5
【男に幻想を抱く貴女に】

もの悲しくもエロティックな アル・パチーノのタンゴにシビれる。
トラブルに巻き込まれたクリス・オドネルをラストで手助けするが、あの結論にはちと納得いかないものがある。例えばジャグァーをペンキだらけにする程度のことと、ヒトの生き死にに関わるようなことならばどうなのか?密告屋を是としない倫理観と同時に、内部告発を奨励する社会道徳もこれまでの映画は描いているはずだ。あの懲罰会議のシーンまではよかっただけに、これで☆ひとつ落ち。