こしあん

CHECKERS in TANTAN たぬきのこしあんのレビュー・感想・評価

CHECKERS in TANTAN たぬき(1985年製作の映画)
5.0
私にとって永遠不滅のアイドル・チェッカーズ。思い出調味料モリモリの点数です。

当時VHSで録画したものをバカみたいに何回も観て、セリフ入りのサントラをバカみたいに何回も聴いてました。
そんな作品が日本映画専門チャンネルで放送され、大晦日に素晴らしい時間が過ごせました😊

チェッカーズが実は【たぬき】だったというクレイジーな設定のファンタジー。でも意外や意外(わりと)ストーリーはちゃんとしてる。
たぬきの超能力を研究して利用しようとする組織がハワイにあって、そいつらがたぬきを片っ端から捕獲していて……というお話🤣

まず、たぬきの超能力がすごくて。
・人間の姿に変身できる
・テレパシーや念力が使える
・小人みたいに小さくなれる
・ミニカーに変身できる
など😅

当時のフジテレビのイケイケな感じが、画面の隅々まで行き渡り、この時代ならではの(今見ると)ダサくて軽いノリがたまらない。でも当時はこれがナウかったのだ🤣
チェッカーズが7人で共同生活を送ってる倉庫みたいなコンクリート打ちっぱなしの部屋がまさにそんな感じで、バブル感がスゴい。部屋の真ん中にお風呂とかあったりして🛁

オープニングのチェック柄のたぬきのアニメーションも結構かわいい。当時『夕焼けニャンニャン』にも出てたはず。

俳優陣も何気に豪華で、財津一郎とかジョニー大倉とか笹野高史(髪の毛ふさふさ)とか、超チョイ役で柴田恭兵や小松政夫が出てたり。とくにマネージャー役の尾藤イサオがいい味出してるんだよねぇ。あと、この頃の宮崎美子は上白石萌音に似てる。

【たぬき】に置き換えているけれど、差別とかの意味も含まれているんじゃないのかなぁとも思ってみたり。

あと、たぬきの長老が結構いいことを言う。
ある時は楽しみのために、ある時は正義のために、このたぬき能力を使うだろう。でも、たぬきが力を発揮するのに大事なのは、月の光を浴びることと平常心でいること。
そして、憎んではいけない、好きになること。憎む心はたぬきをダメにする。好きなものと一緒にいると、その力は倍にも10倍にもなる。
みたいな。

ジャケ写にあるラストの砂浜のシーンが、当時は知らなかったけど、浜名湖の浜名大橋からの中田島砂丘だと気付き、静岡人としては嬉しかった✨ ピンクのキャデラックがまたカッコいいんだわ。
「オレたちは、たぬきなんだから!」
「たぬきだっていいじゃな〜い。私たちもたぬきになるも〜ん」
「よーーーし!」
は伝説の迷シーン🤣 

チェッカーズは初期の頃はアイドルっぽい売り出し方だったけど、フミヤはルックスだけじゃなくてちゃんと歌がうまいし、楽曲も良い。
彼ら7人が仲良くワチャワチャしてる姿を見るだけでほっこりする。もう再結成が叶わないと思うと、本当に悔しい😭

当時、私は小学生だったけど、映画館で高校生くらいのお姉さんたちが、スクリーンに向かって「フミヤ〜、ナオちゃーん、キャー💖」とか叫んだり、スクリーンを写真に撮ったり、勝手に応援上映みたいなイタイ行動を取ってたりして、子ども心に、あんなオトナにはなりたくないって思ってました😵
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