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武器よさらばのsundayのレビュー・感想・評価

武器よさらば(1957年製作の映画)
2.5
1915-18イタリア 激戦地アルプス山地が舞台。イタリアはドイツ・オーストリアに抵抗。過去に例を見ない激しく果敢な戦いを繰り広げた。だが本作は恋愛物語でもありアメリカ兵とイギリス女性が武器に別れを告げる物語。オルシノの街。と、冒頭に字幕で出る。

これは文豪ヘミングウェイの有名な原作だ。戦争の不条理、空疎さも中盤描かれているが、最初と最後は、え? 喜劇だったの?と思うような展開。ロック・ハドソンもジェニファー・ジョーンズも好きな俳優なのだが・・  同じ第一次世界大戦を題材にした「西部戦線異状なし」は原作を読んだことがあるが、こちらは正攻法だった。「武器よさらば」はどうも意図が分からなかった。原作は読んだことが無いので、本は映画とはまた違うのか?

ヘンリー中尉(ロック・ハドソン)はアメリカ人で従軍記者を志願したがかなわず赤十字に入った。イタリア軍の救急隊に配属。観察してあとで記事にできると思ったから、と婚約者を戦争で失ったばかりのイギリス人看護婦キャサリン(ジェニファー・ジョーンズ)に言う。二人は最初お互いを見るなり惹かれたようだ。

最初は喜劇か甘いメロドラマかというような場面展開。倉庫での一夜、負傷したヘンリーの長い足がエレベーターからはみ出す、はたまたアメリカ兵専用の病院は開設したばかりで病人第一号のヘンリーしか病人がおらず、上官は二人の仲を察してジェニファーを異動させてくれ、個室と化した病室でベッドを共にしている。ありかよ? 後半もボートで湖を越えられるのか? なにか???な展開だった。


1957アメリカ
2022.5.10BSプレミアム
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