たくみ

ヘル・レイザーのたくみのレビュー・感想・評価

ヘル・レイザー(1987年製作の映画)
3.6
謎のパズルボックスを解いた時、闇からの使者ピンヘッド様御一行が顕現し、その者に地獄の苦しみと極上の快楽を与える。御一行は高異次元の存在であられるので倒すことが主軸でなく、パズルを解いて一度は地獄に落ちた闇落ちイケおじと、イケおじを甦らせるために日々男を誘って生贄にする強性欲サイコキラーおばさん、2人に巻き込まれ闇の使者と対峙する少女のお話。

今観ても全然面白いというか逆に新鮮だったかも。
高異次元の存在で手も足もでない設定ってゾクゾクする。
地獄の苦しみと極上の快楽が表裏一体というのもいい。パズルボックスを解いて、全身に針を刺されて引っ張られて皮膚が裂けながら全身ちぎれ飛ぶシーンがあるんだけど、その人最後の瞬間にやりと笑うのよね。
地獄の苦しみの究極は快楽なのだな。

ピンヘッドや皆さんの造形や、地獄の一端が垣間見れる残虐なオブジェクト、クリーチャー、ホラー映画の教養としても見るべき作品ですね。

※小さい頃親に見せられたはずなんだけど、最後のホームレスおじさんのシーンしか覚えてなかった。家族で見ると結構えろくてお茶の間冷え冷えですね。記憶にないってことは目隠しされたのかな笑
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