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ザ・ミッション 非情の掟の一人旅のレビュー・感想・評価

ザ・ミッション 非情の掟(1999年製作の映画)
5.0
ジョニー・トー監督作。

『暗戦 デッドエンド』(99)の香港の鬼才:ジョニー・トーが1999年に監督した香港ノワールの傑作で、とある任務のため招集された5人の男達の闘いを痺れるアクションで活写しています。

香港の裏社会のボスが何者かに命を狙われるという事案が発生、そこでかつて組織に属していた5人の男(アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ジャッキー・ロイ、ロイ・チョン、ラム・シュー)が急遽招集され、ボスの護衛&黒幕の割り出しを命じられるが―というノワールアクションで、堅気に戻っていた5人の男が再び裏社会で熾烈な闘いを繰り広げていく様子を圧巻の銃撃アクション満載に描いていきます。

大型ショッピングセンター(ロケ地は吉之島JUSCO)や敵アジトでの苛烈な銃撃戦など手に汗握るアクションシーンが見所ですが、図らずも手を組むこととなった5人の男達の間で組織の掟を超越して結ばれてゆく信頼と絆が激熱なノワール物となっています。

言葉ではなく行動で示す男達の共闘がひたすら恰好いい傑作ノワールですが、硬派な男達が揃う中、なぜかいつもピスタチオを食い散らかしているデブキャラが唯一のお笑い担当となっています。
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