こぅ

ザ・ミッション 非情の掟のこぅのレビュー・感想・評価

ザ・ミッション 非情の掟(1999年製作の映画)
4.6
久々3回目の鑑賞。

香港のジョニー・トー監督の漢を描く傑く傑作
【ハードボイルド・アクション】。

ボスを守る為に集められた5人のボディガードと
殺し屋達の戦いを描く。

5人とも個性的でカッコいい。その5人が集められ
銃を品定めするシーンで先ず痺れる。

本作はガン・アクション・マニアは間違いなく
ベストに上げてくる傑作だろう。

一時期ジョニー監督作品にハマり、いくつか鑑賞
した中でも本作は絶品で、【私的最高傑作】と
信じてやまない。なので、ジョニー監督作品一本
勧めるなら自信を持ってこれだ!

プロットは単純、尺も短い、即ち脚本に無駄が
無いとも言える。何よりジョニー監督の【美学】が
これでもかと言わんばかりにギッシリ詰まって
いる。青みがかった映像、構図、銃へのこだわり
も伝わってくる。終始ガチガチにお堅いシーンに
終わらせず、クスッと【ちょっとしたユーモア】を盛り込むあたりも観る者を楽しませてくれる。
(それがまた絶妙。)

派手なカー・アクション等全く無くとも男臭い
【ガン・アクション】だけで満足出来る事を実証
する。

いくつかあるガン・アクションはどれも緊迫感と
迫力で素晴らしいが、中でもジャスコ・ショッ
ピングモールでのシークエンスは白眉だ。
流れるようなカメラワーク、5人それぞれの立ち
位置を計算した【完璧な構図】で見せ、痺れる。


クライマックスの銃撃戦を終え一件落着後の展開、
締め方も、この世界を描いていて素晴らしい。
こぅ

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